コラム
2026年3月23日
自分の「至らなさ」を受け入れること
先週後半は、東京にて研修を受けてきました。コロナ禍からこっち、研修もオンラインのものが増えて、ものによってはオンデマンドで後からでも視聴したりもできるようになりました。しかしやはり一方通行だったり画面の前で受け身でいられる研修では、得られるものも限られてしまいます。なので、可能な限り対面でのトレーニングを受けようと、この度は東京まで足を延ばしました。
これが本当に、行って正解だったと思うものになりました。今の自分に足りないもの、今の自分の状況、今の自分が考えなければいけないこと、それらをまざまざと突きつけられるものでした。
私はいつも一人でカウンセリングを行っているので、それが独りよがりなものになってしまうというのが一番怖いことです。そのためこまめにスーパーヴィジョン(自分より経験のある先生からの指導/第三者の目線の提示)を受けているのですが、それすらも、独りよがりになってしまっていることに気づきました。バイザー(指導の先生)にほめてもらえそうなことのみを抽出し、言える範囲のことのみを相談し、「私はがんばっている」と自分を慰める。そんな自身の欺瞞が恥ずかしいくらいに暴かれてしまったのです。
それは、今回の研修が対面で参加するワークショップだったからに他なりません。私がその場で選ぶ言葉、行動、立ち居振る舞いが、他の参加者の皆さんにさらけ出されてしまうのです。それは自分でも気づいていない自分を見せつけられることでした。自分の思う自分は、もっとスキルがあって、できていて、もっと思慮深く、冷静であったはずでした。ですが実際の自分は全然そんなことなかった。できていないことも、足りないことも、たくさんあったのです。
もちろんそのワークショップは決して参加者のできていないところを挙げ連ねるようなものではなく、できているところ、素晴らしいと思われる部分のフィードバックもたくさんもらえました。その上で、まだ伸びしろのある部分、こうするともっと良くなるよ、ということを示してもらえるのです。おかげで、自分の中にある良い部分にもしっかりと目を向けることができました。
その上で気づいたのは、私はやっぱり不安だったんだな、ということです。一人で経営をすることも、カウンセリングでクライエントさんに良くない関わりをしてしまうかもしれないことも。不安だから、自分はできていると思いたくて、できていないことを直視せず、いいかっこして自分を保ってたんだなと。「不安は回避するとよけい増大する」とか講座やカウンセリングでは偉そうに言ってたくせに!自分が一番回避しとるがな!
いやまあ、怖いよね。自分のできてないとこなんて見たくないよね。それはそうだと思う。でもそこを、痛みを伴いながらでも見つめて、それを「悪いもの」とするんじゃなく、「もっと良くなる部分」だと捉えたら、それこそ自分がなりたい自分に近づけるんだろうと思います。恥ずかしいし、痛いし、苦しいけども。そして同時に、それを乗り越える力も私にはある。まだまだ道半ば、これからも精進します。
記事一覧に戻る