コラム
2024年11月18日
「保護者支援プログラム」の実施について
トップページの「NEWS」欄にも書かせていただきましたが、12月から2月にかけて「CBTによる不登校生徒保護者支援プログラム」を実施することになりました。
コロナ禍を経て、小中学生の不登校はそれまで以上に増えました。景気はいつまでも良くならず、SNSはどんどん過激になる中で、子ども達が受けるストレスは計り知れません。弱い者たちがさらに弱い物を叩く、というかつての名曲のような世界では、子どもはその一番弱い立場です。そりゃブルースも加速するわ・・・
さてそんな中で、子どもが不登校になった時、その影響を大きく受けるのは母親です。場合によっては仕事を辞めざるを得ず、子どもと自分の2人きりの家の中で、「これからどうなるのか」「こんな状況がいつまで続くのか」「自分の育て方に問題があったのか」などの不安や後悔に苛まれる方も少なくありません。自分の時間が減り、家事が増え、不安を感じる時間が増えていけば、母親自身も精神的にとてもしんどい状況になるでしょう。子育てに関わってきた時間が長いほど、自身の子育てをふり返り、その何かが悪かったのではないかと考えるのは、とても辛いことだと思います。
今回のプログラムでは、そんな母親の不安の軽減を目指しています。自身の不安や子どもとどのように向き合うか、どのように関わるか、そういったことを数回に分けてお伝えする内容になっています。各回の間にはご自宅でできるワークを行ってもらい、座学だけでなく体感してもらうことで、修了後も生活の中で活用していただける作りとなっています。またそのように母親の不安が軽減することで、お子さんの不安も軽減すると言われており、間接的に不登校へのアプローチをすることができます。
私としては、参加者の方々と和気あいあいとお話できればという気持ちもあります。その中で私が気づかされることもきっとあるでしょうし、あくまでもその時間は「子どものための時間」ではなく「自分のための時間」として楽しんでいただければと思います。
ご興味のある方はぜひご参加ください。
記事一覧に戻る