コラム
2024年11月11日
開室から二周年を迎えました
11月に入りましたが、なかなか気温が安定しません。急に寒い日があったかと思うとまた汗ばむような日もあって、着る服に悩む毎日です。
少し過ぎてしまいましたが、当カウンセリングルームは、10月に二周年を迎えました。10月はバタバタしていましたので、そのことを味わう間もなく時が過ぎていきました。私は性格的にあまり大きな組織の中で仕事をすることが得意でなく、自分が自由にできる開業臨床を選びました。もちろん一人の力でそれができるわけもなく、周囲の環境がそれを可能にしたということは大いにあったと思います。
最初の半年は予約が全く無く、1年経って固定で来てくださる方が数人に増え、2年経ってやっと週に数件は固定でのカウンセリングをさせていただけるようになりました。また講座のお仕事も少しずついただけるようになりました。最初の1年を一緒に過ごしてくれた友人には、まともな仕事もなく申し訳ないことをしたなと後悔しきりです。
去年の今頃、自分の活動の様子を「四つ足で短い足でノソノソと歩く生き物」と例えていましたが、今はそれよりはもう少しシュッとした姿で、胸を張って走り始めることができてきたように思います。去年やおととしの自分からしたら今の状況もとても喜ばしいものでしょうが、当の今の私はそれに満足しておらず、それはそれでないものねだりだと感じます。
未来はいつも不確かで、どうなるかなんて誰にも分からない。ついつい「もっとこんなことがしたい」「あんなこともしたい」と思ってしまいますが、今の私は、過去の私が欲しくて欲しくてたまらなかったものをいくつも持っている。そのことをつい忘れてしまい、持っていないものばかり数えてしまいます。
自分にできることは時々自分の足跡を振り返って、「私も私で迷いながらも一生懸命頑張って色んなことを成し遂げて来たじゃないか」と思うことだけです。過去の自分の頑張りを十分に味わえて初めて、不確かな未来に少しだけ光が見えてくるように思います。
この2年間で私がやってきたことを改めて味わい、またこの先も自分の可能性を信じて進んで行こうと思います。
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